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「各種鋼材とその溶接材料について」め、引張強さに対する降伏点の割合である降伏比を%以下に制限する。②塑性変形を制御するために降伏点の巾をSN鋼のN/!より小さいN/!に制限している。③シャルピー吸収エネルギー値がJ以上とする。④溶接性を考慮し、炭素当量または溶接割れ感受性組成を制限している。⑤不純物であるP、Sを低く抑えている。.SAの溶接材料SAの溶接材料は、鋼材倶楽部の指針に示されており、原則的に表に示すJIS規格品から選定します。表には引張強さがN/!ではなく、N/!以上と規格保証値が要求性能より低いものがありますが、通常、実際の継手では要求性能を満足することがほとんどであり、確認の上使用できるものとしています。.SAの溶接施工鋼材倶楽部の指針には、溶接施工についても解説されており、ポイントは予熱と溶接入熱です。予熱には、つあり、そのひとつは初層溶接時の低温割れの防止対策としての予熱です。もうひとつはボックス柱角溶接のサブマージアーク溶接での予熱でこの溶接は大入熱の溶接となり、極めて稀ではありますが、鋼材熱影響部の圧延により引き伸ばされた介在物に水素が集積し割れることがあるためです。溶接入熱については、溶接部位、溶接法ごとに細かく最大溶接入熱が決められています。これは、溶接入熱が高すぎると溶接部の強度と衝撃値が低下するためです。.おわりに現在のところSAは、超高層ビルの柱の一部に使用されている程度です。鋼材の価格、施工の困難性など拡大を阻害する点は多いのですが、今後の動向に注意していくことが重要でしょう。(!神戸製鋼所溶接カンパニー営業部カスタマーサポートセンター関東・静岡担当)貞夫青木種類SABSAC板t厚(mm)以上以下溶接法銘柄SMAWGMAWFCAWSAWLB-62LBM-62LB-62ULLBF-62AMG-60DW-60MX-60MX-60FMF-38/US-49MF-38A/US-49MF-63/US-49PFI-52ES/US-49PFI-53ES/US-49表-張試引引張強さN/mm降伏耐力N/mm以上以下以上以下験降伏比%以下伸び(試験片)%以上(号)以上(号)シャルピー吸収エネルギーJ以上厚さ方向絞り%-以上表-N/mm級鋼用溶接材料の代表例JISJISJISJISJIS規格Z3212〃〃〃Z3312Z3313〃〃Z3183〃〃〃〃D5816D5816D5816D5826YGW21YFW-C602RYFW-C60FMYFW-C60FMS584-HS584-HS581-HS583-H1S623-H1主な用途、特長極低水素系で全姿勢溶接用極低水素系で全姿勢溶接用極低水素系で全姿勢溶接用低水素系ですみ肉溶接用高電流での溶接作業性に優れるチタニア系フラックス入りワイヤで全姿勢での溶接作業性に優れるメタル系のフラックス入りワイヤで下向、横向溶接用メタル系のフラックス入りワイヤで下向、水平すみ肉溶接用主として板継ぎ等の下向溶接用、X線性能良好板継ぎ等の下向溶接用、MF-38より溶接作業性が良好BH等の水平、下向すみ肉溶接用ボックス柱角継手の大入熱溶接用ボックス柱角継手の大入熱溶接用年月号(初夏号)|18