用語解説


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アルゴリズム昔、手塚治虫の「鉄腕アトム」というマンガをめるために必要なことは、数多くの溶接因子の間楽しんだ読者も多いと思いますが、私もその一人から、数学的関係を導き出すことです。導き出しです。その当時、機械が物事を判断して動くロボた数式を使って計算すれば、適正な溶接条件がでットというものは、夢物語に出て来る程度であってくるわけです。」たように記憶しています。しかし、あるテレビ番「」内のようなやり方をアルゴリズムとよび組で両手を失ったサリドマイド児が、ロボット義ます。このようなアルゴリズムをロボットに記憶手で再び、自由にスプーンをにぎり、口元に食事させておけば、ロボットは自分で計算し、適正なをはこぶことができるようになるまでの話を聞い溶接条件で溶接するでしょう。て、ロボットというものを非常に身近かに感じま次に、アルゴリズム化の手順を簡単な例をあげした。このロボット義手には10数個の超小型モーて説明しましょう。ターが内蔵されており、マイコンで個々のモータ溶接する場合、溶接電流に対して適正なアークーを制御しておりました。電圧が必要なことは皆様がよくご存じのところでこのように、マイコン等を使って、機械を精度す。各溶接電流に対する適正アーク電圧を求めたよくコントロールする技術は、最近、活発になり、とき、図1の斜線部のようになったと仮定しまし溶接分野にも適用されております。溶接ロボットょう。もちろん、読者の皆様は、図1を見れば適化のはじまりは、自動車メーカーなどで用いてい正な溶接条件としての溶接電流に対するアーク電る同一溶接条件で同じ動作を繰り返えす専用装置圧を知ることができるわけですが、アルゴリズムです。最近は、マイコンを使って、より複雑な溶として利用するには図1を数式化する必要があり接もできる溶接ロボットも開発されています。さます。らに、夢物語を実現するために、ボタン一つで人即ち、図1の斜線部は間と同じ仕事をするロボットが必要です。V=0.05I+16.0±2.0…このようなロボットには、人間と同じような頭ここでV:アーク電圧(V)脳を持たせなければなりませんし、もちろん、溶I:溶接電流(A)接ロボットとして、適正な溶接条件を求める力を溶接電流に対する最適アーク電圧は持たせなければなりません。適正な溶接条件を求V=0.05I+16.0…このように式、を求めることをアルゴリズム化するといいます。上式を利用したものとしては、一元化電源があります。数多くある溶接因子をアルゴリズム化することは可能であり、すでに数多くのアルゴリズムが開発されています。近い将来、膨大な量のアルゴリズムを記憶した溶接ロボットが人間にかわって溶接する日がくるでしょう。(1980年5月号)9


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