用語解説


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インコネル高Ni―Cr―Fe合金はインコネルとして知られており、溶強化したもので、アロイ600、アロイ625などがありまアロイ600,アロイ625,アロイ718などがあります。表1す。熱処理炉・加熱炉用部品、航空機用エンジン部品、に高Ni―Cr―Fe合金の成分の一例を示します。化学・原子力装置部品などに使用されます。高Ni―Cr―Fe合金は、Crを含有することにより酸化性B.析出強化型(700番台)環境では純Niニッケル200)よりも優れた耐食性を示Al:Tiを添加しNi3Alなどを析出させて合金を強化し、さらにNiの含有量が高いことにより、還元性環境したもので、アロイ718などがあります。ジェットエンにおいても良好な耐食性を示します。特にアロイ625ジン、ディーゼル・ガソリンエンジン排気バルブ、宇は広範囲の腐食環境に対し良好な耐食性を示し、淡水、宙船、原子炉部品などに使用されます。海水、中性塩類、アルカリ類にはほとんど腐食されず、高Ni―Cr―Fe合金は、ステンレス鋼に比べ、溶接部の塩素イオンに起因する応力腐食割れも生じません。高温割れ感受性の高いことが知られています。このた図1に示すように、高Ni―Cr―Fe合金は、表面に生じめ、施工に際しては、できるかぎり入熱を低く抑え、る酸化皮膜が、加熱―冷却の繰返しに対して安定で、余熱・バス間温度を低くすることが必要です。ステンレス鋼などに比べて格段に重量変化が少なく、比較的溶接性の良いアロイ600、アロイ625には被覆耐酸化性に優れています。また図2に示すように、高アーク溶接、TIG溶接、MIG溶接、サブマージアーク溶Ni―Cr―Fe合金は軟鋼・ステンレス鋼に比べ、高温でも接、電子ビーム溶接などの各種溶接方法が適用されて機械的性能に優れています。いるのに対し、溶接性が悪くHAZにミクロ割れを生じ高Ni―Cr―Fe合金は、その強化方法によって2種類にやすいアロイ718には、TIG溶接、電子ビーム溶接など大別されます。A.固容体強化型(600番台)Niのオーステナイト素地をCr,Mo,W,Nbなどで固が主に適用されています。(1987年11月号)1600140012001000800(N/mm2)6004002000表1高Ni―Cr―Fe合金(インコネル)の成分の一例(単位:%)種類NiCrアロイ60076.015.5アロイ62561.021.5Fe8.02.5アロイ71852.519.018.5MoCSiMn―0.080.250.59.03.10.050.250.250.040.180.18Al―0.20.5Ti―0.20.9Nb―Cu0.253.65―5.130.1512


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