用語解説


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オブジェクト指向近年のソフトウェアは大規模化、複雑化する傾の伝票を処理してください」というような依頼を向にあります。オブジェクト指向(Objectしたとします。依頼された経理担当者は、その伝Oriented)は、ソフトウェアの開発・保守を行う上票の処理に必要なやり方(手順や計算式などの手で、人間の感覚に非常によく合っており、理解し続き)を知っているので、依頼する側は簡潔な指やすく、効率良くシステムが構築できる特長があ示のみで仕事を遂行することが可能となります。り、従来からのソフトウェア技術を大きく変えたオブジェクト指向でシステムを構築するには、重要な概念です。システムを複数のオブジェクトに分割し、それぞ最近のパソコンのGUI(GraphicalUserれのオブジェクトを関連させることによって、複Interface)もオブジェクト指向を基に作られてお数のオブジェクト同士が協調し合い、相互作用をり、アイコン(絵文字)をマウスでクリックする行いながら、要求される機能を実現しているのでだけで所望のファイルが開けるなど、大変使いやす。すくなっています。システムを一つの会社に見立てるならば、商品コンピュータに仕事を依頼する場合には、いを開発する“開発オブジェクト”と、商品を製造つ、どのようにして、この条件なら…とこと細かする“製造オブジェクト”、商品を販売する“販売に指示をする必要があります。そこで、オブジェオブジェクト”といった必要な役割のオブジェククトというものを考えてみます。オブジェクトとト(=部署)に分割できます。それぞれのオブジは、現実世界の対象物をある視点からみた「もの」ェクトは独立して仕事が遂行でき、かつオブジェです。「オブジェクト」はものの特徴を示すデータクト同士が協調し、共同作業を行うことも可能で(属性)と手続き(振る舞い)を合わせ持ったものす。です。例えば、自転車やいちご、ファイルやアイ「オブジェクト」という言葉はむずかしそうなのコンなどはオブジェクトです。自然の万物すべてですが、私たちの思考と同じで、非常に分かりやは「オブジェクト」として記述することができるすい考え方なのです。のです。例えば、経理担当者というオブジェクトに、「こ(1999年6月号)206


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