用語解説


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多目的LPG船多目的LPG船とは、ブタン、プロパン等のLPG日本での双胴円筒タンク(1,500m3)搭載のLPG船(液化石油ガス)に加えて、アンモニア、塩化ビニの初竣工は1989年1月のことですが、諸外国で実ールモノマー等の貨物も積載可能な仕様の船のこ用化されていた低温加圧式ではなく、世界初の常とです。これらの貨物は常温常圧下では気体であ温加圧式となっています。その後、低温加圧式双り、沸点以下に温度を下げるか、あるいは圧力を胴円筒タンク搭載の多目的LPG船も建造されてい上げて液化した状態で運搬されます。これらを積ます。載するタンクは、液化方法によって常温加圧(高多目的船と専用船ではタンクの形状は同様です圧)式、低温加圧(中圧)式及び低温常圧式の三が、タンクの材料特性に対してはLPG以外の貨物つに大別されます。これらについては、専用船でに対する配慮が必要になります。例えば液化アンも多目的船でも同じですのでまずタンクについてモニアも積載する方形タンクでは、様々な実験、述べることにします。試験を行った上で設計・建造を行ったことが報告タンク形状と搭載船舶の特徴を表1に、タンクされています。具体的な例として、アンモニア応断面の模式図を図1に示します。タンクの容積効力腐食割れ防止の観点から鋼材の強度に配慮した率は船殻構造に即した方形タンクが最も優れ、次NV4―4(低温仕様HT490鋼)のモディファイ材をいで双胴円筒形、枕型円筒形の順になります。低使用したこと、ショッププライマとアンモニア等温式タンクはウレタンフォーム等による防熱が必との反応性について検討しタンク内面側には無塗要となるため、タンクは上甲板下の船倉内に収布とした製造方法を採用したこと、などが上げらまっています。一方、常温加圧式では防熱の必要れています。がないためタンクの一部を上甲板上に露出させてまたアンモニアを搭載する加圧式タンクについあり、このため低温式タンク搭載の船とは、そのて、IACS(国際船級協会連合)から鋼板の強度、外観が異なってきます。化学成分あるいはHAZを含めた溶接部の硬さな3種のタンクのうち双胴円筒タンクは、その形どに対する指針が出されており、硬さはHv≦230状からBI―LOBE(二つの耳たぶの意)タンクともが推奨されています。呼ばれ、欧州では従来から低温加圧式の主流を占以上のようなことから溶接材料に関しては、溶めていましたが、日本で採用されたのは比較的最接金属で良好な低温靭性が得られるとともに、耐近のことです。その背景として、1986年のIMO(国応力腐食割れの観点から強度(硬さ)をいっそう際海事機関)のIGCコード(液化ガスのばら積み運抑制することが望まれるようになっています。送のための船舶の構造および設備に関する国際規格)の全面適用により、それまでと比較して搭載で参考文献きるタンク容積が小さくなったことがあります。1)泉鋼業株式会社;BI―LOBEタンク(双胴型タンク)のそこで、同一総トン数の船に対して、枕型円筒タ開発、船の科学、Vol.42(1989),№2,46―51ンクより容積を大きくとることが許容されている2)村上ら;多目的LPG船のカーゴタンクシステムの研双胴円筒タンクが注目され、モデルタンクが製作究、川崎重工技報、№118(1993.7),65―72されるなどして実用化の検討が始められました。(1997年11月号)表1タンク形状と搭載船舶の特徴方式タンク形状搭載船舶常温加圧式低温加圧式枕型円筒形双胴円筒形比較的小型の船舶主に内洋航海低温常圧式方形(箱形)比較的大型の船舶主に外洋航海220(a)方形タンク(b)枕型円筒タンク(c)双同円筒タンク図1タンク断面模式図


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