用語解説


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ニッケル基合金1.ニッケル基合金の種類す。また、溶接材料の選定にあたっては、母材のニッケル基合金の定義は特にありませんが、通組成と同じものを選ぶのが一般的です。しかし、常、Ni量が50%以上の合金を意味します。析出強化型合金(例えばインコネル718,モネル500表1に、代表的なニッケル基合金の合金名を示のように最初の番号が奇数である合金)を共金系します。ニッケル基合金には、Ni―Cu系、Ni―Cr溶接材料で溶接すると高温割れが発生しやすくな系、Ni―Mo系などの種類があり、それぞれ、通称モります。そこで、このような材料を溶接する場合ネル、インコネル、ハステロイとして知られていまには、溶接条件はもとより、溶接材料の選定につす。2.ニッケル基合金の性質耐食性いても十分検討することが必要です。4.環境を守るニッケル基合金アメリカでは、酸性雨の抑制を一つの目的とす純Niは、中性およびアルカリ性環境において良るクリーンエア法の施行に伴い、FGD(FlueGas好な耐食性を示し、特に苛性ソーダ(NaOH)に対Desulfurization:小煙突脱硫装置)の建設ラッシしては、完全な耐食性を示します。さらにCr,Mo,ュが見込まれています。このFGDは、硫黄分の高Cuなどが目的に応じて添加された各種Ni基合金い石炭を燃焼して発電している発電所が、酸性雨は、それぞれの腐食環境下で良好な耐食性を示すをひき起こす硫黄分を排ガスから取除くために設ので、化学品製造装置などに使用されています。耐熱性置を義務付けられる装置です。この装置の大部分は炭素鋼ですが、アブソーバー、ダクト、煙突内ニッケル基合金は、図1に示すように良好な耐面などの耐食性が要求される部分には、ハステロ酸化性を示します。イC―276などのニッケル基合金が使用される予定Nb,Ti,Alなどの元素を追加して、さらにクリーです。プ強度、高温強度を高めたニッケル基合金は、化参考文献学装置の加熱管やジェットエンジン部品などに使ステンレス鋼便覧(日刊工業新聞社)用されています。3.ニッケル基合金の溶接WeldingJournal'915月号(AWS)(1992年3月号)ニッケル基合金の溶接にはTIG溶接、MIG溶接、被覆アーク溶接、サブマージアーク溶接などの施工が用いられています。しかし、ニッケル基合金の組織は、オーステナイト単相を示すため、高温割れ感受性が高いことが知られています。そこで、Ni基合金を溶接する場合には、予熱・パス間温度を低目にし、溶接入熱を低く抑えることが必要で表1代表的なニッケル基合金合金系代表的な合金名組成(%)Inconel600Ni―16Cr―8FeNi―Cr系Inconel625Ni―21Cr―9Mo―3.5NbInconel718Ni―19Cr―18Fe―5Nb―3MoNi―Mo系HastelloyB―2Ni―28MoHastelloyC―276Ni―16Mo―16Cr―4W―Cu系Monel400NiNi110―31Cu


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