用語解説


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バックシールド突合せ溶接を行う場合、両側から溶接する場合バックシールドの方法としては溶接部分全体にと、片側からのみ溶接する場合とがあります。片対して均一にシールドを行う場合と、シールドを側から溶接を行う場合は①金属裏当て金を用い必要としているところに対してだけ行う場合とがる。②フラックス裏当てや銅裏当てなどを用いる。あります。前者は小径のパイプの場合のようにパ③裏当てを用いない。のうちのいずれかの方法がイプのいっぽうの口をふさぎ、パイプ内部の空気用いられます。をArで置換して裏ビードの酸化を防ぐ方法であ例えば配管小径パイプは片面から溶接されるこり、後者は溶接中のビード裏面近傍のみを特殊なとが多く、この場合は上記の方法のうち③、すな治具を用いてシールドするものであり、平板や太わち裏当てを用いない裏波溶接がしばしば行われ径パイプなどで行われることがあります。しかします。裏波溶接には専門の被覆アーク溶接棒が炭ながら一般に裏波ビードを出すのは裏からの溶接素鋼用としては開発、実用化されていますが、低が不可能な小径のパイプの溶接を対象とすること合金鋼、高合金鋼、非鉄金属などが対象となる場の方が多いようです。合や、安定したビードを確実に得たい場合などでパイプのバックシールドはパイプの片側をゴムはTIG溶接が一般的です。その他適当な方法で密閉し、またいっぽうの側かTIG溶接で裏波溶接を行う際、表ビードのシーら不活性ガス(Ar)を注入し、開先部全体よりガルドはもちろんですが、裏ビードに対しても不活スがわずかずつ出て来ていることを確認した上で性ガスでのシールドが必要な場合が多くありま溶接を行う必要があります。ただし溶接完了直前す。これをバックシールドと言いビード裏面が大にガスを止めるか、またはガス抜きを設けておか気にさらされることにより、ビード表面への酸化ないと内部のガスの圧力でクレータ部を貫通して膜の生成、ビード外観不良、気孔や割れなどを防ガスが噴出することがあり注意を要します。シーぐ目的で行われます。例えば、ステンレス鋼をバルドが完全であれば酸化されていない美しい裏ビックシールドを行わないで溶接すると大気中の窒ードが形成されます。またバックシールドは通常素が溶接金属中に吸収されフェライト量が低下し第一層目の溶接のみならず、第二層目の溶接時にたり、裏ビードの外観不良、酸化被膜の生成なども行う必要があります。これは第二層目溶接時にの問題が生じます。また非鉄金属では溶接材料中第一層目ビードも赤熱し、バックシールドを行わに脱酸剤が多く添加されていますので、大気中でないと酸化されてしまうためです。溶接を行えば酸化被膜の生成、裏ビードの外観不一般の正しい溶接においては溶接金属はスラグ良などが生じやすく、さらには耐食性の劣化、割やシールドガスにより大気からしゃ断され健全なれ発生などの原因となってしまいます。これらの溶接部を形成することができます。裏ビードも同ことから、特に合金元素を多く含む低合金鋼以上様に、健全な溶接部とするためには十分なシールの合金鋼や非鉄金属の裏波溶接をTIG溶接で行うドを必要としています。場合はバックシールドが必要となります。シールドガスは一般にArが用いられます。(1982年2月号)117


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