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ボンドフラックスボンドフラックスは、溶融フラックスとともに、サスの水素量によって大きく支配されます。そのため、ブマージアーク溶接で広く使用されているフラックス通常、フラックス中の水素量は極力低くなるように設です。わが国では、ごく最近まで、焼成型あるいは焼計されます。しかし、400〜500℃程度で焼成されるも結型フラックスと呼ばれていたもので、外国では、のと800℃程度で焼成されるものでは溶着金属の水素BondedFlux,AgglomeratedFluxと呼ばれています。量を低くする手段が違うのです。前者は、低温で焼成呼称からもボンドフラックスはどのような構成か想されるのでフラックス中の水素量は後者より高くなる像がつこうかと思いますが、もう少し具体的に言えば、のが普通で、それを補うべく石灰石(CaCO3)など炭酸細かい鉱物原料粉や金属・合金粉を固着剤(水ガラス)塩を配合して、溶接時にガスを発生させ、積極的にアと混練して造粒、焼成したものです。拡大して観察しーク雰囲気の水素分圧を下げるという考え方のものでますと写真のとおりです。す。いっぽう、後者は、高温で焼成してフラックス中このフラックスは、製造時の焼成温度から見ますとの水素量を非常に低くしてアーク雰囲気の水素分圧をさらに二種類に分けられます。ひとつは、400〜500℃下げるという考え方のものです。ところで両者による程度で焼成されるものであり、もうひとつは800℃程度溶着金属水素量ですが、前者による溶着金属のほうがで焼成されると言われているものです。前者はわが国後者によるそれよりかなり低くなっており、しかも吸で広く使用されているものであり、後者は欧米諸国で湿した際の水素量の増加もかなり少なくなっていま広く使用されているもので、高温焼結型と呼ばれるこす。ともあります。このような焼成温度の違いはフラックわが国で使用されているボンドフラックスは、欧米スの設計思想の違いに由来するものなのです。で使用されているものより優れている一例を紹介しま一例として、割れに影響を及ぼす溶着金属の水素としたが、その他のフラックスと比べても多くの優れたいう観点から設計思想の相違について触れてみましょ点があります。前にも記しましたように、石灰石などう。サブマージアーク溶着金属の水素量は、フラック炭酸塩を含有するので溶接時の窒素の吸収が少ないこと、スラグが塩基性であり、製造時比較的低温で焼成されるので種々の脱酸剤を有効に活用できることから、溶接金属の酸素量も低い点です。低水素であることから優れた耐割れ性が得られ、図1,図2のように酸素や窒素の低いことから高靱性の溶接金属を得やすいわが国のボンドフラックスは、現在では低温用鋼、高張力鋼、耐熱鋼などの高級鋼の溶接に広く適用されるようになっています。(1990年11月号)写真1ボンドフラックス粒(×3.5)10080604020衝撃値(J)at0℃12010080604020衝撃値(J)at0℃142