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ロボットの語源みなさんは、ロボットについてどのような物をきません。従って、アイザック・アシモフが現在連想されるでしょうか。溶接ロボットのような産のロボットを見たら、まだ自動機械の域を出てい業用ロボットを思い浮かべる方もおられるでしょないと思うのでしょうか。うし、鉄腕アトムなどを連想される方も多いので産業用ロボットの定義をあげますと、日本産業はないでしょうか。そもそも、ロボットとはどう用ロボット工業会では、「人間の上肢(腕や手)のいう物を指している言葉なのでしょう。動作機能に類似した自由度の高い動作機能を有すロボットという言葉が作られたのは比較的新しるか、または感覚機能および認識機能によって自く、チェコスロバキアの作家カレル・チャペック由に行動できるもの」とされています。が1920年に書いた戯曲『ロッサム・ユニバーサルいっぽう、人型のロボットを表す言葉にアンド・ロボット会社(R・U・R)』で初めて使われましロイドがあります。この言葉が初めて使われたのた。robotは、チェコスロバキア語で奴隷労働を意はチャペックより早く、1886年にフランスの作家味するrobotaと、労働者を意味するrobotnikからビリエ・ド・リラダンが書いた小説『未来のイブ』作られました。でした。この中には、絶世の美女ロボット「アダまた、1950年にはアイザック・アシモフが、小リ」が、アンドロイドとして登場しています。説『われはロボット』の中でロボット三原則を提このように、ロボットという言葉が作られたの唱しました。これは、次のようなものです。は20世紀になってからですが、その概念は古くか第1条ロボットは人間に危害を加えてはなららあります。紀元前8世紀ごろのギリシャ神話でない。また人間に危害が及ぶのを見逃してはならは、ホメロス作『イーリアス』の「武器をこしらない。える段」には少女そっくりの黄金製ロボットが登第2条ロボットは人間から与えられた命令に場し、以後さまざまなロボットが考えられてきま服従しなければならない。ただし、与えられた命した。令が第1条に反する場合はこの限りではない。SF小説などに描かれてきた、人間の形をしてよ第3条ロボットは第1条および第2条に反しく働いてくれるロボットの登場は、まだしばらくない限り自身を守らなければならない。時を待たなければならないようです。しかし、現在産業用ロボットとして使われてい〈参考文献〉るものは、人間の指令に服従はしますが、安全対1)ロボット工学ハンドブック:日本ロボット学会編(コロ策を施していないと時には人間に危害を加えてしナ社)、1990まうこともありますし、自分自身を守ることもで(1993年2月号)170