用語解説


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用解語説●知恵袋コーナーAW検定ロボット溶接オペレータ資格AW検定は、建築鉄骨溶接の高度な技術を証明する技量検定であり、AW検定協会が主催しています。今回は、その中のロボット溶接オペレータ資格について説明します。はない。そのため、ロボット溶接オペレータが型式認証の条件を満たすための設定を行う必要がある。このことを理解しているかを確認する。AW検定協会建築鉄骨の溶接は建築特有のディテールの複雑さなどから高度の技術が要求されます。以前はこれらを考慮した建築鉄骨溶接技能者の技量付加試験が、個々の工事単位で行われていました。AW検定協会は、この個々の工事単位で行われていた技量付加試験を統一的に行うことで、工事監理や施工管理の省力化と鉄骨製作会社の負担軽減を図ることを主目的として、1986年に発足されました。AWは、ArchitecturalWelding(建築の溶接)の頭文字AとWを意味します。AW検定〜ロボット溶接オペレータ資格〜検定試験には、【工場溶接試験・工事現場溶接試験・鋼管溶接試験・ロボット溶接オペレータ試験】の4つがあります。その中のロボット溶接オペレータ試験は以下を目的として実施されています。【ロボット溶接オペレータ試験の目的】*1①工場がロボット溶接の品質確保のためのシステムとして適切な「ロボット溶接施工要領書」(以下「施工要領書」)を定めていることを確認する。②ロボット溶接オペレータが、「施工要領書」の内容を十分理解した上で、それに則って溶接施工を行うことができる技量を有しているかを確認する。③溶接部の品質を確認することで、施工要領書の妥当性を確認する。④溶接ロボットの型式認証において、パス間温度および溶接入熱が溶接条件として明記されているが、現状溶接ロボット内ではすべてが自動制御されているわけで試験の概要試験に使用する溶接ロボットは、(一社)日本ロボット工業会の建築鉄骨溶接ロボット型式認証を受けた機種が使用されます。試験種目とロボット型式認証の種別記号の対応を表1に示します。試験を受験する溶接技能者は、以下のいずれかに該当する有資格者である必要があります。・(一社)日本溶接協会の建築鉄骨ロボット溶接オペレータ資格の有資格者・AW検定ロボット溶接オペレータ資格の有資格者試験種目・姿勢ごとに実技試験を行い、その試験体について外観検査、放射線透過試験、超音波探傷試験、引張試験、マクロ試験、裏曲げ試験、衝撃試験などが行われます。その結果が総合判定会議に諮られ、複数の鉄骨溶接専門家の評価に基づき合否が決定されます。〈参考文献〉*1)AW検定ロボット溶接オペレータ試験Q&A集https://www.aw-kentei.or.jp/outline/2023/R04-10_Robot_QA_230401.pdf*2)ロボット溶接オペレータ­一般社団法人AW検定協会(aw-kentei.or.jp)https://www.aw-kentei.or.jp/outline/type/robot.html(株)神戸製鋼所溶接事業部門技術センター溶接システム部川本裕晃表1各試験種目と建築鉄骨溶接ロボット型式認証の種別記号*2試験種目溶接姿勢型式認証制度における継手の部位型式認証の種別記号(4文字)※平板継手溶接(RT種)鋼製エンドタブ代替エンドタブ下向(F)横向(H)立向(V)下向(F)横向(H)立向(V)柱と梁とフランジ継手(鋼製エンドタブ)柱と梁とフランジ継手(代替エンドタブ)角形鋼管継手溶接(RC種)下向(F)角形鋼管と通しダイアフラム継手円形鋼管継手溶接(RP種)下向(F)円形鋼管と通しダイアフラム継手PPFSPPHSPPVSPPFFPPHFPPVFSDFNCDFN※型式認証記号R○○○○○○□△△◎◎◎◎▽▽▽のうち、◎の4文字が種別記号2024Summer14


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