特集

第24回 北京エッセン
溶接切断フェア2019


第24回 北京エッセン溶接切断フェア2019(中国機械工程学会主催)が、2019年6月25日(火)から28日(金)までの4日間にわたり、上海新国際博覧中心で開催されました。北京エッセンはアジア地域で溶接に関する最大級の展示会であり、世界30カ国から約1,000社が出展し、4日間トータルで約3万人の来場者がありました。中国市場は、現地メーカはもとより世界各国の溶接材料メーカがしのぎを削る世界最大の溶接材料の市場であり、当社グループは中国でのKOBELCOブランドのさらなるプレゼンス向上を図るべく出展致しました。



デジタルサインでホールのどこからでもKOBELCOを発見
デジタルサインでホールのどこからでも
KOBELCOを発見
デジタルサインでホールのどこからでもKOBELCOを発見

フラックス入りワイヤによるパイプライン自動溶接のワークサンプル
フラックス入りワイヤによる
パイプライン自動溶接のワークサンプル

「技術が神鋼を発展させ、品質(製品)が未来を築いていく(技术成就神钢、品质创造未来)」をスローガンに掲げ、建設機械向け大電流MAGプロセス、中国向けに開発したDWステンレス、SEワイヤの半自動溶接を実演。半自動溶接ブースでは来場者が実際に溶接し、作業性や出来栄えの良さを実感されていました。また、KOBELCOの最新技術を、海洋構造物、造船、エネルギー、自動車など主要業種向けにパネルおよびビードサンプルにてPR。とくに初展示となった、直径1メートルほどのパイプラインのフラックス入りワイヤによる自動溶接ワークサンプルは注目度が高く、説明員に興味深く質問をしているお客様の姿が多くみられました。また、世界的に需要の高まるLNGタンクや舶用LNG燃料タンク用フラックス入りワイヤも来場者の関心を集めていました。開催期間中を通じて、中国国内のみならず世界各国のお客様がご来場され、当社ブース内では活発な質疑応答が飛びかい、活況を呈した展示となりました。

世界中で高まる自動化ニーズを背景に、日系や欧米系のみならず、中国系メーカも含めた溶接ロボットの出展が多く、レーザを用いた装置や、クラウドによる溶接・稼働状況の監視や無線化した溶接機といったIoT関連の展示が目を引きました。また、中国現地メーカのブースでは自社の製造工程を映像で紹介し、品質管理水準のPRを図っており、中国市場における競争の激化を肌で感じました。

厳しさを増す中国市場ではありますが、お客様にとって最適な溶接施工法・システム・材料を提案する、信頼できるソリューションパートナーとしての地位を築くため、唐山神鋼溶接材料有限公司、青島神鋼溶接材料有限公司、そして上海神鋼溶接器材有限公司の現地3拠点が一体となって中国市場でのプレゼンスを高めるとともに、自分自身もお客様のお役に立つことで競合に打ち勝ち、拡販を進めるといった思いを新たにした北京エッセンとなりました。

神戸製鋼グループ一体で神戸製鋼のソリューションを紹介
神戸製鋼グループ一体で神戸製鋼のソリューションを紹介


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