年頭のご挨拶

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
平素は、神鋼溶接材料ならびに溶接ロボットシステムの販売に多大なるご高配を賜り、
誠にありがとうございます。

山本 明

(株)神戸製鋼所
執行役員
溶接事業部門長
山本 明

皆様、新年あけましておめでとうございます。

コロナパンデミックもようやく峠を越えたように思われましたが、忘年会や新年会などは中止のままでした。いつも通りの年末年始になるにはもう一年は待たないとならないようです。それでも、初詣は、ソーシャルディスタンスを意識しつつ、行くことができました。ウィズコロナの状況は変わりそうもありませんが、今年は少しづつ活動も活発化しそうです。海外との往来も緩和されて経済が上向く年となることを期待したいです。

昨年を振り返ると、ウィズコロナにも慣れ、テレワークなどの新たな働き方も定着したように思います。一方でカーボンニュートラルやデジタルトランスフォーメーションへの取組みが加速した一年でした。この動きは今後、社会・産業構造の変化へと繋がり、取り残されると企業の存続さえ危うくなるものと思われます。また、社会・産業構造の変化にともない、溶接の生産性向上、自動化への提案のニーズがますます高まるものと思います。この動きをビジネスチャンスと捉え、果敢に挑戦していきたいと考えております。

本年、神溶会は70周年を迎えます。これも諸先輩の功績ならびに神溶会会員各社のたゆみない努力の賜物と感謝申し上げます。今後も皆様から数多くの情報提供、ご提案をいただき、「世界で最も信頼される溶接ソリューション企業になる」ことを目指し、メーカとして、技術・商品開発、製品・サービスの提供、開発を加速させて参ります。

コロナパンデミックもいつまでも続くものではありません。早々の終息と、皆様が健康でより良い2022年になりますよう祈念申し上げます。

広崎 成一

神溶会会長 |
(株)神戸製鋼所
溶接事業部門
マーケティングセンター
国内営業部長
広崎 成一

神溶会会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。

新春は穏やかに迎えられたこととお慶び申し上げます。

さて、本年9月に神溶会は70周年を迎えます。「縁と月日」と申しますが、神溶会会員の皆様と当社は、さまざまな道のりと月日を経て出会い、溶接事業を通じて、共にものづくり産業の進歩発展に貢献していくパートナーとして、今日まで長く良きご縁をいただけたものと深く感謝しております。私自身振り返りますと、神溶会の皆様とのお付き合いは、社会人人生の大半を占めるものとなりました。右も左も分からない大阪第二販売室での新入社員時代、神溶会の諸先輩から現場同行時や有馬保養所での研修などにおいて、「溶接材料営業とは」「マージンとは」といった溶接材料商売のいろはを、厳しくもあり温かく指導していただきました。幼い子供が意識することなく親や兄弟から言葉や習慣を覚えるように、会員各社の若手社員の方々が、神溶会活動で学び、遊ぶことで、気が付けば溶接業界と自社の溶接事業の一翼を担っている。この組織はそういう存在でありたいと思うとともに、溶接業界人の育成機関としての機能こそ、企業体ではない神溶会が持つ、最も大きな役目の一つではないかと信じております。

2022年度の神溶会活動は5月に神戸で行う70周年記念全国総会を皮切りに、キャンペーン、地区総会、溶接サポーター活動などと本会の主軸となる関連行事を、コロナの沈静化を祈りつつ、工夫して開催したく考えております。全国総会においては皆様と共に、70年の歴史と伝統を振り返りながら、意を新たにして今後の発展に向け歩んで参りたく思います。

神戸では会員の皆様とお会いできることを当社社員一同、心から楽しみにしております。

本年も会員各社様のご指導ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

マーケティングセンター 国内営業部

藤原 一成

東日本営業室長
藤原 一成

平素は、当社溶接材料・溶接システムの販売に格段のご高配を賜り誠にありがとうございます。また、日頃から神溶会活動に対するご支援、ご協力に改めて感謝申し上げます。

昨年を振り返ってみますと、新型コロナウイルスの終息には至らず、公私ともに一年の大半が何らかの規制下での活動を強いられたのではないでしょうか。かく言う私も、外食を控え、家飲みに終始し、在宅勤務も随分と実施しました。外部とのリアルな接点が減ると、かえって目に見えないストレスが溜まっていったようにも感じています。そうした中でも、米大リーグで大活躍した大谷翔平選手のリアル二刀流には、随分ワクワクさせてもらいました。特大ホームランに興奮し、100マイルの剛速球に吸い込まれてしまいました。残念ながらホームラン王、べーブルース以来の「二桁勝利&二桁本塁打」は次回に持ち越しとなりましたが、MVPに輝き、暗い世相の中で明るいニュースになりました。リアル二刀流は無謀だと多くの野球専門家に言われていましたが、この驚異的な活躍は、大谷選手の才能はもちろんではありますが、強い意志とひた向きな努力の賜物と思います。周囲に流されない強い意志と、十分な準備と努力により道は開けると、改めて感じさせられました。

世の中は目まぐるしく変化しております。コロナ禍で沈黙した2年間を反動にして大きなステップとなるよう、神溶会活動においても、先入観にとらわれず、ワクワク感や感動を提供できるよう、十分な準備と柔軟な発想で取り組んで行きたいと思います。本年も従来同様に神溶会活動へのご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

木村 憲一郎

中日本営業室長
木村 憲一郎

早いもので、昨年1月に中日本営業室に着任し、ちょうど1年が経ちました。着任当初から新型コロナウイルスの影響により、賀詞交歓会や秋の地区総会といった東海神溶会の行事を中止とさせていただいたこともあり、残念ながら皆様との交流の機会が限られてしまいました。改めまして今後とも、よろしくお願い申し上げます。さて、この一年を振り返りますと、何と言いましても新型コロナの影響により活動が制限された一年でした。そうした中、昨今の鉄源価格とこれに伴う副資材の高騰により、溶接材料におきましても値上げに踏み切らざるを得ず、5月出荷分に続いて10月出荷分と、一年に2度に渡る値上げを実施させていただきました。あらためてこのたびの値上活動へのご理解とご協力に心より感謝申し上げます。我々を取り巻く経済環境は、いまだ半導体不足や関連部品の入手困難が続くなど、不透明感が続き予断を許さない日々が続いておりますが、自動車業界における挽回生産や増産計画が打ち出されております。また、建築鉄骨においても鋼材需要量は緩やかながらも増加傾向にあり、全体としては、コロナ前の景況感に戻りつつあることも伺えます。最近では新規コロナ感染者数も激減し、日常生活も平常に戻りつつあり、第6波などリバウンドの可能性もございますが、この約2年間、思うような神溶会活動ができなかったこともあり、今年こそは各行事やイベントの開催を実現し、神溶会の皆様との交流を深め、互いに成長できることを楽しみにしております。本年、神溶会は70周年を迎えます。東海神溶会としましても独自キャンペーンを設け、皆様とともに溶接材料・溶接システムの拡販・提案や、CS活動を通じた “ソリューション営業” を積極的に展開していく所存です。最後になりますが、会員各社様のご発展と皆様のご健勝を祈念し挨拶に代えさせていただきます。

塩路 政司

西日本営業室長
塩路 政司

皆様方には日頃より神鋼溶接材料並びに、溶接ロボットシステムの販売に、大変ご尽力を賜り、厚くお礼申し上げます。さらにはサポーター活動をはじめとする神溶会活動にもご参画いただき、重ねてお礼申し上げます。

昨年も、新型コロナウイルスが経済に大きな影響を与えました。西日本営業室管轄の皆様にも大きく影響が出たと思います。さらには米・中国需要に伴う、鉄鉱石の価格急騰により、鋼材を皮切りに、ほとんどの工業製品が値上げになり、景気回復を遅らせる要因の一つになっています。今後、アフターコロナ・ウィズコロナの時代を迎える上で、景気を鈍化させないためには何が求められるか、それに対してどのような対策を実施するかが、課題になっています。今年は少しずつ景気回復が見込まれそうですが、特に関西圏では、2025年の大阪・関西万博に向けて開発が進み、IoT、自動運転、ドローン、AI(人工知能)をキーワードに変化が起こると推測されます。我々西日本営業室としましても、景気回復の波に乗り遅れないように、関西神溶会会員の皆様と一緒に一歩ずつ前に進んで参りたいと思いますので、よろしくお願い致します。

さて、私事ですが、この10月に広島より関西へ赴任し3ヶ月が経ちました。生まれ育った関西で関係各社の皆様と仕事ができる幸せを感じながら、関西、北陸、沖縄の皆様とともに、共存共栄できるように活動をして行きたいと思います。今年の干支は壬寅で、厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となると言われています。まさにアフターコロナ・ウィズコロナの象徴の年になるようにと願いつつ、会員各社様方におかれましても、健康には十分注意をして、日々活動していただければ、幸いです。

辻 高弥

東日本営業室
北海道営業所 所長
辻 高弥

北海道では例年、冬期に溶接材料の需要が低下する傾向にありますが、昨冬ほど需要が急落した年は、近年ありませんでした。大型建築案件の端境期に加え、コロナ禍による鉄骨案件の中止・延期が重なり、溶接材料需要は前年同時期から約1割も減少。ユーザの中には長期休業や工場清掃などで冬を乗り切った、とのお話も伺いました。ただ春以降は、前年から続く日ハム新球場に加え、札幌市内再開発案件の始動などで稼働が回復しました。目下、鋼材価格の高騰や長納期化が懸念されますが、案件は豊富であり、今年はさらなる回復に期待したいところです。

昨年は北海道でも2度の緊急事態宣言が発出され、厳しい状況にもかかわらず、溶接材料の価格改定にご協力を賜り、深く感謝申し上げます。また、コロナ禍における対応として、リモート会議による顧客や神溶会各社との面談・講習会に加え、月例会もリモート開催を開始しました。リモートと対面は一長一短があり、今後も効果的に活用したいと思いますが、溶接サポーター講習については感染状況を見極めつつ、集合形式での再開を検討しています。溶接サポーター認定という目標に向け、緊張感を持って挑戦することは、営業スキルの向上だけでなく、大きな自信と成長を実感できる経験となります。コロナ禍の2年間は開催を見送ってきましたが、新人・若手営業マンに対する教育機会を求めるご要望も、益々多くなっております。技術営業力は神溶会70年の歴史を支える根幹であり、更なる向上と発展を目指して開催して参りますので、是非、積極的なご参画をよろしくお願いします。

北海道庁の敷地内には、東京2020五輪マラソンの目印となった緑色の破線が、レガシーとして路面に残されており、ここを歩くたびに選手たちの頑張りを思い出します。今年、神溶会では70周年記念行事を企画しており、後世に受け継ぐレガシーとなるよう尽力して参りますので、本年も神溶会活動へのご理解、ご協力をお願い申し上げます。

渡邉 宙史

東日本営業室
東北営業所 所長
渡邉 宙史

昨年に引続き、本年も賀詞交歓会が中止となり、この「ぼうだより」が最初の新年のご挨拶の場となってしまいました。新型コロナウイルスの広がりは小康状態となっておりますが、いまだアフターコロナにおける安心安全な立食での会合の形式が定まっていないのが現状です。去年の干支は辛丑で「痛みを伴う衰退と新たな始まり」とされ、本年の干支は壬寅で「厳しい冬を越えて芽吹き始め、新しい成長の礎」とされているようです。そもそも干支は、未来に起きる出来事を知るために生み出された暦のシステムと言われているそうですが、この未来予想のとおり、今年はコロナが落ちつき、新たな時代の幕開けになることを願うばかりです。

さて、昨年は2回の価格改定を実施させていただきました。東北神溶会の皆様には、大変ご足労をおかけしてしまいましたが、皆様とともに各ユーザ様に丁寧に説明しながら、なんとか理解を得ることができました。この価格改定は、従来の鉄鉱石や原料炭といった原材料の価格高騰だけでなく、鋼材や線材の世界的な需要増による市況高騰が原因となっており、日本国内の経済状況とは必ずしも即さない中での価格改定となりました。鋼材や線材の世界市況の動向が国内の溶接材料価格に影響を及ぼすというこの流れは、今後も継続すると思われるため、引き続き皆様のご協力を仰ぎながら、ユーザ様への浸透を図っていきたいと思います。

今年は東北管内の大型工場の建設や青森駅前、仙台駅前の再開発が本格化し、首都圏の再開発と併せ、多くの鉄骨ファブリケータが高稼働になると予想されます。自動車や建設機械についても、半導体などの供給不足という懸念はあるものの、輸出向けを中心に総じて生産量が増加する見込みです。そのため、東北神溶会の皆様との連携をより強化し、溶接材料の安定供給に努めるとともに、この活況の恩恵を皆様とともに享受していきたいと思いますので、今年も神戸製鋼所ならびに東北神溶会をよろしくお願い申し上げます。

澤田 啓太郎

西日本営業室
中国営業所 所長
澤田 啓太郎

中国神溶会の皆様および神溶会の皆様、新年明けましておめでとうございます。

昨年12月より中国営業所長を拝命致しました澤田です。まだ赴任して1ヵ月余りで、ご挨拶できていない方々も多く、ぼうだよりの紙面を借りてご挨拶させていただくとともに、できるだけ早く皆様の所へ足を運び、お話を伺わせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

一昨年からの新型コロナウイルスの影響で溶接材料需要は大きく落ち込み、非常に厳しい状況が続いておりましたが、昨年前半を底に全般的には回復基調であり、今年は本格回復に向け大きな期待が持てる新年を迎えていると感じております。また、このような需要の山谷がある時期だからこそ、お客様から求められるニーズは大きく変化していくと思います。足元のニーズ、少し先に求められるニーズ、全く違う視点でのご要望など、高い感度を持ちながら一つ一つ丁寧に伺わせていただきたいと思っております。

神溶会は今年9月に70周年を迎えることになります。私事ですが、前任地では神溶会の全国事務局の業務も担っておりましたため、会員の皆様や諸先輩方々がこれまで培ってこられた神溶会の歴史の重みを肌で感じております。新型コロナウイルスの状況を様子見ながらではありますが、5月に開催予定の70周年記念式典で、皆様と喜びを分かち合い、感謝の気持ちをお伝えできますことを楽しみにしております。

「伝統」「繁栄」「改革」の神溶会の旗の下、コロナ禍を乗り越え、明るく元気な神溶会活動をしていきたいと思いますので、ご支援・ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

宇治原 宏昭

西日本営業室
四国営業所 所長
宇治原 宏昭

昨年12月に四国営業所長を拝命しました宇治原です。関東から四国への異動にて、お客様の業種も大きく異なる中に飛び込むこととなりました。四国神溶会の皆様とともにWIN-WINの関係づくりを目指して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて一昨年から続くコロナ禍により昨年も営業活動、特に対面での接触には制限が多かったこともあり、神溶会の皆様との情報共有を図る機会も限られておりました。一方で、定例会や講習会のリモート開催などを始め、ウィズコロナに向けて新たにチャレンジを行った一年でもありました。

昨年はまた、原材料である鉄源、鉄鋼製品の高騰により年2回の値上げをお願いする形となり、皆様には大変ご負担をおかけした1年でした。鉄鋼原料市況はいまだ予断を許さない状況である一方、急激な高騰に対してコストアップの負担が大きく、受け止める側のお客様が厳しいことも十分に理解できます。

さて、造船を取り巻く環境はここに来て大きく変化してきております。コロナからの回復による海運市況は急激に上向いてきており、各社とも新規受注船における資材の確保に力を入れていらっしゃると聞いています。今後の溶接材料需要の増加に期待したいところです。他にも建築分野では主に関東、関西案件の本格稼働、建設機械や自動車においては輸出向けを中心とした生産台数の回復が見込まれます。我々は溶接材料メーカとして供給責任を果たすべく引き続き丁寧かつ細やかなデリバリーに努めるとともに、自動化を含めた新たな提案活動などにも力を入れて参ります。

2022年は神溶会70周年の記念行事を始め、発展の年、活動の年として前向きに捉え行動していきたいと考えております。新しい時代に何ができるか、自身に与えられたミッションは何か、を考えつつ、皆様とより深い結びつきを目指してまいります。

伊藤 崇明

西日本営業室
九州営業所 所長
伊藤 崇明

2020年初頭からの新型コロナ感染拡大に伴い、生活スタイルや働き方が大きく様変わりし、昨年は良くも悪くもそうした様式がすっかり定着した1年となりました。在宅勤務やリモート会議は、もはや通常の業務スタイルとなり、顧客との重要な価格交渉でさえ、画面越しに行うケースも増えました。対面で会う機会が大幅に減り、営業としてのストレスが限界に近づいていた昨秋、ようやく感染収束の兆しが見え始め、徐々に平常時に戻りつつ(?)あるように思います。本年は70周年キャンペーンが控えておりますが、早速、事前説明会や個別勉強会などで、会員の皆様への訪問を再開させていただければと考えています。

九州地区の業種別動向ですが、建築鉄骨では、大型案件を抱えるHグレードは好調に推移していますが、中小ファブは二極化の傾向となっています。大手から仕事を請けている中小は好調も、コラムやボルトなどの納期が軒並み長期化しており、新規案件が浮上しても材料の手配が間に合わないため、受注を見合わせるケースも散見されます。自動車は世界的な半導体不足の影響を受け、特に昨年後半は各社とも大幅な減産となりました。今年に入り生産が戻る予定とのことですが、不透明な状況が続くと思われます。造船は昨年から明らかな受注回復局面となっており、線表を伸ばすお客様も増えていますが、得意の船種以外の船を受注せざるを得ないケースや、鋼材価格の高騰に比べて船価の回復が鈍いことから、なかなか収益改善に繋がっていないのが実状です。さらなる受注回復が期待される所です。

昨年、エンゼルスの大谷選手が見事MVPを獲得しました。投手・野手両面での実績はもちろんのこと、大谷選手の持つパーソナリティ、すなわち野球に取組む姿勢や周囲への気配りなども評価されていると聞いています。我々も初心を忘れることなく、神溶会の皆様とのパートナーシップをさらに強固なものとし、進むべき道をしっかり示しながら共に歩んでいきたいと思います。引続き神溶会会員各社のご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。



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