神鋼溶接サービス株式会社 設立20周年記念式典
2015年10月２日（金）藤沢市民会館にて、神鋼溶接サービス株式会社の設立20周年記念式典が従業員、来賓の方々（神鋼および関係会社、取引会社）合わせ、およそ200名参加の下開催されました。
初めに同社中野利彦代表取締役社長が「本日20周年を迎えることができたのも、従業員の方々の日々の努力の賜物と思っております。また、多くの会社からのご支援・ご指導に対し御礼を申し上げます。至近10年間を振り返りますと、溶接事業部門からの要請に対し、高い技術力、技能で迅速に対応することを推進して参りました。また、経営基盤の強化として、溶接接合に関わる試験調査、教育、コンサルティングにも注力して参りました。安全・品質に関しましては、日々の業務の中での地道な努力により着実に向上しており、ISO9001の品質マネージメントシステムやISO14001の環境マネージメントシステムも的確に運営し、お客様から高い評価を頂いております。さらには、最近ではISO17025という試験場認定を取得致しました（ISO17025については後述にて説明）。
2016年度からの次期中期計画は「技術・信頼・挑戦」に基づき経営ビジョンを策定しました。このビジョンの達成と10年後のあるべき姿の実現に向け、今後とも社員一丸となって努力して参りますので、変わらぬご支援・ご指導をよろしくお願い致します。」と挨拶。
輿石溶接事業部門長
続いて、㈱神戸製鋼所 常務取締役 溶接事業部門 輿石房樹殿より「この20年の間、経営環境の変化や困難も多々あったものと思います。その中で一環して溶接事業部門の基礎技術を支えて頂き、また、ともに新しい溶接接合を開発に挑戦して頂いたことに、改めて感謝致します。技術部に所属していた折には、ともに開発し、製品化（実用化）できたことは良い思い出となっております。お客様のトラブル発生時には迅速に対応頂き、同社の顧客に対応する力が溶接事業部門の業績を支えており、社会貢献も果たせているのではないかと思います。」と挨拶されました。続いて神戸製鋼所労働組合 溶接支部 副執行委員長 二宮慶美氏よりご挨拶。溶接事業部門技術センター永田学センター長より、乾杯の挨拶と続きました。
和気藹々の中、全員参加のビンゴゲームでさらに会場は盛り上がりました。
途中、歴代社長の挨拶、神鋼藤沢協力会・藤沢神鋼くろがね会への感謝状贈呈、若手社員による決意表明等を行い、盛会のうちに閉会となりました。
二宮副執行委員長
（第三代社長）
（第四代社長）
川西さん
杉山さん
神鋼溶接サービス㈱の紹介
1995年に㈱神戸製鋼所100％出資の溶接・接合に関わる試験調査会社として設立されました。業界を常にリードする溶接総合メーカー神戸製鋼所で長年に亘って培われてきた豊富な経験と高い技術力に基づいて、主に金属材料の溶接・接合に関わる試験・分析・評価および溶接研修センター等を提供しています。
ISO/IEC 17025（試験所認定）取得拡大
神鋼溶接サービスは引張試験、衝撃試験、曲げ試験、硬さ試験を2014年に取得し、本年には化学分析、水素試験、すみ肉溶接試験を取得致しました。
これにより、溶接材料のJIS第三者認証に関わるすべての試験が実施できる認定試験所として、日本初の認定を取得しました。
神戸製鋼およびグループ会社がJISマーク取得の審査を受ける際、同社を利用することによって試験能力に関する審査を割愛することが可能になります。また、同社の認定範囲であれば、通常の試験報告書も国際的に受け入れ可能なものとなります。
ISO/IEC 17025とは？
ISO/IEC 17025に基づく試験所認定は、特定の機械・物理試験（引張試験、衝撃試験、曲げ試験、硬さ試験、化学分析、水素試験、すみ肉溶接試験等）を実施する試験所に対して、技術能力を証明するもの。
日本では、公益財団法人 日本適合性認定協会（JAB）が認定を行っている。JABは「試験所・検査機関を認定する国際試験所認定協力機構（ILAC）」および「各国での適合性評価を行う相互承認協会（MRA）」に加盟しており、JABが認定した試験所による報告書、すなわち神鋼溶接サービスの報告書にはMRA複合シンボル（ilac-MRA、JABの各シンボル）をつけることができ、そのまま信頼できる報告書として、国際的に受け入れ可能となる。
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