安芸の野良時計

のどかな田園に佇む和洋折衷の安芸のシンボル「野良時計」----
高知県安芸市

農作業に従事する人々が時間を知るのに役立っていました

黒潮寄せる土佐湾に面した安芸。戦国時代の名残も見られる安芸城跡、土佐漆喰に生垣が美しい江戸時代の武家屋敷が今に残り、往時の風情を伝える土居廓中(どいかちゅう)。その安芸市に、純和風家屋の上に櫓時計を載せた「野良時計」があります。まだ家ごとに時計がなかった明治20(1887)年頃、この地の地主だった畠中源馬氏が、農作業を行う村人のために製作。当時、畠中家の台所にかかっていた八角形の米国製掛時計を、何度も分解しては組み立てて時計の構造を学び、歯車から分銅まですべてのパーツを手づくりして作り上げた時計台です。その後120年近くに渡って休むことなく時を知らせてきました。「野良時計」として多くの人々に親しまれ町のシンボルになっています。 平成8(1996)年 国の登録有形文化財


土居廓中・武家屋敷 野村家
安芸城跡



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