(株)神戸製鋼所 西日本営業室の西原です。今回は関西・北陸・沖縄地区での神溶会サポーター活動のご紹介をさせて頂きます。関西・北陸・沖縄地区での資格認証者数は下記の通りです。
今回のサポーターリレーでは、当地区での更なる技術提案力の向上を目標に企画しております関西神溶会溶接サポーターフォロー企画についてご紹介させて頂きます。
溶接サポーター認証者 | 433名 |
溶接シニアサポーター (WES2級取得者) | 157名 |
溶接エキスパートサポーター | 56名 |
溶接シニアエキスパートサポーター (WES1級取得者) | 13名 |
まず、2014年には第一弾企画として『関西神溶会溶接サポータートレーニング』を開催し、溶接サポーターの方々を対象に、以下内容にて講習を実施致しました。
①溶接サポーターなどで学んだ、商品知識・技術知識を復習する。
②溶接トラブル対応を実物を用いて体験する。(スプール品のワイヤクイコミ対応や半自動溶接機での加圧の確認と調整方法の学習)
③被覆アーク溶接棒の焚き比べをする。([F] Z-44 vs [F] B-33 vs [F] RB-26、[F] LB-52 vs [F] LB-52Tなど)
④CO2 ソリッドワイヤ・CO2 フラックス入りワイヤの焚き比べをする。([F] SE-50T vs [F] MX-100T、[F] MX-Z200 vs [F] MX-Z210など)
その後、当日学んだ作業性の差異・商品知識・技術知識を中心に記述式の成果確認テストを実施し、そのテストで優秀な成績を収められた方々を表彰致しました。
参加者の方々からは、「商品の違いを実際に体験できた。ユーザーに自信を持ってPRできるようになった。」「神鋼溶接材料の歴史を知ることができて、有意義であった。」と、様々なコメントを頂きました。溶接体験を通じて特徴を体感頂くことで、拡販に向けたトレーニングとなるように意識した企画でした。
次に2015年には、関西神溶会溶接サポーターフォロー企画第二弾として、溶接サポーターの方々を対象に『TRIPLE W コンテスト』を実施致しました。溶接サポーター活動を通じて身に付けられた知識をもとに技術格差商品を拡販頂くコンテストです。100名以上の方々がエントリーされました。
コンテストは、拡販対象商品である[F] LB-52T、[F] DW-50BF、[F] MX-Z200MPの商品講習会です。採用事例を織り交ぜながら、実践的な商品講習会となるように意識し、関西・北陸・沖縄の、合計8会場で開催致しました。講習会を踏まえ、エントリー頂いた皆様がユーザーの課題を抽出し、手直し時間の削減や溶接速度アップという技術提案を各社で展開されました。コンテストの締めくくりは、2016年4月、インテックス大阪での国際ウェルディングショーに合わせて開催した感謝会です。優秀賞を獲得されたサポーターの皆様の技術提案事例の紹介に会場は大変盛り上がりました。最優秀賞を受賞されたカトウ酸素株式会社 稲葉常務のご挨拶の中で、「溶接ソリューション活動内容を評価されたコンテストであった。」とお話し頂きました。
最後に、関西神溶会は、神溶会の旗印である、「伝統」「改革」「繁栄」の下、技術提案力の高い集団を目指します。その中核を担う溶接サポーター活動、また神溶会活動全般への積極的なご参加をよろしくお願い致します。
[F]:FAMILIARC™