各地区からお届けしていたサポーターリレーも終盤となりました。今回は四国地区の活動についてご紹介いたします。
四国の主要産業は『造船』『鉄骨』『建農機』です。特に造船については各県に造船ヤードや船舶関連機器を製作するユーザーさんが多数存在し、非常に裾野の広い産業となっています。ご存知のとおり、造船は各業種の中でも最大級とも言えるワークサイズのため、ブロック・エンジン・クレーン等、どの部材であっても非常に大型である事が特徴とも言えます。海に完成した船を収める進水式は、ビルにも匹敵する大型構造物が海に走っていく大迫力のあるシーンがあり、圧巻されます。
当地区においては2011年と2014年に『鉄骨エキスパート講習会』を開催し、2015年には待望の『造船エキスパート講習会』を実施。40名の方にご参加いただきました。
この『造船エキスパート講習会』では、造船・海運業界、船の種類や構造、船級や各工程についてなど、日頃造船現場を渡り歩くだけでは分かりにくい内容を包括した中身となっており、参加された皆様からも非常に好評をいただきました。また、講習会に合わせ特徴的なFCWとして、高能率な立向上進溶接が可能な『[F] DW-100V』と、大脚長水平すみ肉溶接が可能な『[F] DW-200』の体験会も行い、それぞれの特徴を講習だけではなく、体験していただく事ができました。
『百聞は一見に如かず』の諺は皆様ご存知かと思いますが、これには続きがあります。
『百聞は一見に如かず、百見は一考に如かず、
百考は一行に如かず、百行は一果に如かず』
大まかに訳せば、『聞くだけでなく実際に見る事、見るだけでなく考える事、考えるだけでなく行動する事、行動するだけでなく成果を出す事が大切』と言えます。これまで、サポーター制度では資格別・業種別のサポーター活動を行ってきました。しかしながら座学・実技の講習会が中心となり、『実践』に移す場が設けられておりません。このような背景から、四国神溶会ではサポーターフォロー企画として、『NEXT4』と銘打ち2017年1月から3月までの3ヵ月間、コンテスト形式の活動を行う事にいたしました。『NEXT』は技術営業を実践する事で次のステージを目指して欲しい。『4』は四国の4でもあり、技術・知識・経験・実践の4サイクルで提案営業力の強化を目指したいとの想いを込めています。サポーターの皆様に、お客様が困っている事をヒアリングし、どうすれば解決できるのかを自分なりに考えていただき、実行に移していただく事が主眼となっています。同行巡回のツールとして、ご好評いただいているキャラバンカーも2月中旬より3週間各県を巡回予定です。
また、開催に先立ち新規でサポーターを取得したいとの要望にお応えする形で、臨時のサポーター講習も開催する事になりました。既に30名近い申し込みをいただいております。
これからも四国神溶会皆様と共に発展していくべく、邁進してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。
[F]:FAMILIARC™