Mail from THAILAND

読者の皆さま、こんにちは。THAI KOBELCO WELDING CO., LTD. およびKOBELCO MIG WIRE (THAILAND) CO.,LTD.（以下TKWおよびKMWT）に駐在しております片野と申します。TKW/KMWTの工場はタイの首都バンコクから南東へ約35km離れた海沿いのサムットプラカーン県（スワンナプーム国際空港と同じ県）にあり、営業事務所は首都バンコクとベトナムのホーチミンにあります。TKWの製造品目はFAMILIARC™RB-26, FAMILIARC™LB-52などの電弧棒、KMWTは自動車関連業界で使用されるFAMILIARC™MG-51T, FAMILIARC™MG-50, FAMILIARC™TG-S50などをはじめとするソリッドワイヤです。TKWの操業は1968年に現在とは別の場所から開始しました。これは神戸製鋼所の全事業部門の中でもっとも早い（古い）海外工場の設立になります。次いでKMWTは1988年設立、1989年から生産を開始しました。そして、2018年にはTKW 50周年、KMWT 30周年を迎えました。

『THAI-KOBE（タイ・コウベ）』という名前はタイ市場で長年親しまれ認知されている状況でありましたが、事業のさらなるグローバル化、多角化に対応するとともに、「KOBELCO」ブランドを、なおいっそうの強化を図ることを目的として、2020年10月より社名変更を行いました。

「KOBELCO」を使用することにより、これまで以上に「KOBELCO」というブランドをアセアン全域に広め、さらなるKOBELCOグループの総合力を結集し、製品、およびサービスの向上を図ってまいります。

タイのコロナウイルス(COVID-19)の影響ですが、３月末に非常事態宣言が出され、外国人の入国が禁止となりました。生活面では、夜間の外出禁止(午後10時～午前４時)や約３週間のアルコール類販売の禁止(前日に大量購入した駐在員も)などがありましたが今は解除されています。これらを経て、タイ国内の市中感染は至近ゼロを維持していて落ち着いた状態と言えると思います。産業界では諸外国同様に低迷しておりましたが、至近自動車など製造業は一時よりはやや回復基調。しかし、観光業は海外からの観光客がほぼありませんので壊滅的な状況が続いています。一方で、タイ国内は安全と言われていますのでタイ在住者が旅行するのには問題なく、寺院や遺跡、ビーチリゾートなど観光名所が点在しております(SNS映えスポット多数！ )。私も多くはないですが、健康第一でタイ国内旅行・観光やローカルフード巡りに出かけています。皆さまも海外旅行が許されるようになった際には、タイへのご旅行をご検討されてはいかがでしょうか。