新年、あけましておめでとうございます。(株)神戸製鋼所 四国営業所の杉山です。本コーナーで四国地区をご紹介するのは4 年ぶりとなります。昨年は新型コロナの影響で、かつてないほどの大きな変化がありました。今年は収束に向かうことを祈願致します。最近の四国営業所ですが、元々四国支店として比較的広い事務所で、互いの執務スペースが確保しやすいこと、室員も徒歩圏内の勤務者が多いことから、在宅比率を少し減らし、事務所で顔を合わせる機会が増えています。寒い時期に入り、まだまだコロナ感染対策に予断を許さない状況になりつつあります。
さて、今回は至近数年間の四国地区サポーター活動と、今後の活動についてご紹介致します。
◆これまでの取組み
四国でも至近数年では、旺盛な鉄骨需要と溶接工不足を背景に自動化が進んでおり、鉄骨溶接ロボットの導入が加速しています。このような背景下、鉄骨システムの内容を中心としたサポーター講習『鉄骨ベーシックコース』を2018年6月に開催致しました。
当社鉄骨溶接システムのラインナップ、各機種の特長の紹介や引合対応のノウハウを中心とした講習会に加え、小型可搬型溶接ロボット 石松 シリーズの紹介も行いました。これは、舶用ブロック、クレーン、エンジンなど厚板の多い四国地区では、石松 をご提案できるお客様が多いのでは?と考え、全国に先駆けREGARC™搭載 石松 のデモを実施したものです。
石松 のセッティングからセンシング、溶接までの流れを直接見ることにより、製品理解が進んだと好評でした。
また、2019年3月にはお客様から重要視されるアフターフォローを、よりタイムリーに実現できるよう、鉄骨システム実機を用いた講習会『鉄骨アドバンスコース』も開催しております。日常メンテナンスや問合せの多いトラブルなどについて、鉄骨システム搭載キャラバンカー『溶子』を用い、こちらも実物を見て触りながらの講習となったため、より理解が深まったと好評をいただいております。
◆今後の取組み
2020年春先から、新型コロナが日本国内でも拡大し、不要不急の活動の自粛が叫ばれる中、四国営業所でも活動に大きく制約を受けることとなりました。With コロナ、New Normalなど新しい様式への移行が必要となる中、我々も取組みの見直しが必要となります。当社でも在宅勤務・リモートの打合せが増えており、講習会もTV会議形式が増えています。神溶会の皆様を一同に集めた講習会の開催は、まだ慎重に判断せざるを得ませんが、会員各社個別の勉強会はTV会議形式なども取り入れつつ、開催していきたいと思います。
◆むすび
サポーター活動が開始されたのが2004年。ちょうど、筆者が入社した年でもあり、その歴史を体感してきました。当時に比べると、情報化社会が高度化し溶接関連の情報もネットで調べられることも多くなったと思います。講習会で勉強するより、都度ネットで調べる方が簡易で早く、覚える必要もないのかも知れません。ただ、当初目的としていた『技術営業力の強化』には、やはり技術の理解が不可欠で、このためにはFace to Faceの講習会や、溶接実技体験もある程度は必要と考えています。
営業マンの若返りもありますし、今後も新しいものを取り入れながら、新しいサポーター活動を模索していきたいと思いますので、引続きよろしくお願い申し上げます。