技術レポート (Vol.67 2026-3)

2026国際ウエルディングショー出展のみどころ


(株) 神戸製鋼所 溶接事業部門 技術センター

1. はじめに

来る9月16日(水)~ 19日(土)の4日間、2026国際ウエルディングショーが東京ビッグサイト(西ホール)にて開催されます。近年ますます高まる生産性向上や技能伝承へのニーズに応えるため、多様な分野のお客さまに貢献する製品・技術を幅広く紹介します。



2. 展示のみどころ

KOBELCOブースでは、溶接材料、施工法、自動化システム、AI技術をはじめ、溶接に関わる幅広い技術・サービスをご紹介します。生産性向上や技能伝承、自動化、カーボンニュートラルへの対応など、製造現場が抱えるさまざまな課題に対して、KOBELCOがどのような提案を行っているのかを、実演と展示を通じてご覧いただけます。



3. 実演コーナー

実演コーナーでは、当社が開発したワイヤ送給制御プロセス「」を用いた薄板・中厚板向けソリューションに加え、ぼうだより夏号でご紹介した鉄骨梁の組立・溶接工程の自動化システム、AI画像認識を活用した自動溶接施工技術「AIWelder™」などをご覧いただけます。実際の溶接施工を通じて、KOBELCOが提案する次世代のものづくりを体感いただける内容となっています。

また9月15日(火)から開催される溶接学会秋季全国大会で発表する研究成果をもとに、KOBELCOグループとして初めてレーザ溶接専用フィラーワイヤの展示と実演を行います。急速に普及が進むハンドヘルドレーザ溶接分野に向けて、長年培ってきた溶接材料・施工技術を活かした新たな提案です。ぜひ会場でご覧ください。


3.1. 溶接プロセス

はワイヤの前進・後退動作によって溶滴移行に慣性力を活用した溶接プロセスです (図1)。 炭酸ガスシールド下でも電流域や板厚に依らず低スパッタかつ高能率な溶接を実現できます。

図1 の溶滴移行状況


は薄板の高速溶接性に優れ、例えば板厚1.6mmの重ね継手溶接では、溶接速度2m/minにおいてもアンダカットのない平坦なビードを形成できます(図2)。

図2 高速溶接時のビード外観およびビード断面形状


また、平坦かつ深溶込みの効果により耐気孔性に優れた特長もあります(図3)

図3 亜鉛めっき鋼板溶接のブローホール観察結果


さらに、 本プロセスと特殊表面処理が施された専用ワイヤとの組合せでコンタクトチップが極めて摩耗しづらく、 給電および溶接が長時間安定し続けます(図4)。

図4 給電コンタクトチップ耐摩耗性評価結果


本実演では、薄板向け用ソリッドワイヤ[A]AX-1AS Φ1.0mmを用いて、上記のような高速溶接や亜鉛めっき鋼板溶接を実感いただきます。


3.2. × 教示自動プログラミングソフト・溶接条件自動生成機能

本コーナーでは、自動化が難しかった複雑な形状や少量多品種部材に対してプロセスと自動プログラミングソフトを組合わせた溶接ロボットシステムでの適用事例を紹介します。

は、中厚板/高電流域でも低スパッタ低ヒュームで深溶込みを実現し、高溶着・高能率溶接が可能となります。

教示自動プログラミングソフトは、3Dモデル上で溶接面を選択することで自動的に教示プログラムが生成されます。ポジショナとの連動溶接や円弧溶接にも対応しており、移動装置やポジショナといった周辺装置やケーブル処理も考慮した教示プログラムを生成します。また、溶接条件生成機能(参考出展)を組合せることにより、3Dモデル上の開先形状から、に適した溶接条件の自動生成を実現しました。これによりロボット導入の難しさである教示と溶接条件の両方の自動化を実現し、未自動化分野へのロボット導入を容易にします。

これらの溶接技術とソフトウェア技術の組合せにより、業種を問わず幅広い分野で活用できるシステムとなっています。

図5 システム全体図


図6 の特長


図7 の電流とワイヤ溶融速度


図8 自動プログラミングソフト画面一例


3.3. 梁組立・本溶接ロボットシステム

本コーナーでは、組立溶接も含めた溶接工程の自動化技術を紹介します。

システム構成は、建築鉄骨の梁工程の自動化を想定したシステムとして、BIMデータを活用し設計情報から教示プログラムを自動生成するSMART TEACHING™ CAD連係ソフトウェア、組立部材の寸法や位置を照合する部材識別装置、多様な組立部材をハンドリングするためのハンドリングロボットと先端ツール、大型ワークを反転させるための反転式ポジショナ、溶接ロボット、溶接電源、移動装置を組合せたものとなっています。溶接材料には、高品質な多層盛すみ肉溶接を実現するフラックス入りワイヤ[F]MX-Z200MPを用います。

本コーナーでは建築鉄骨向けワークを例としてシステム展示をしていますが、人手不足や溶接技能者不足は溶接業界全体の課題であり、本システムは、建築鉄骨以外の業種向けの溶接工程の自動化に活かせる技術です。

実演コーナーでは、薄板から中厚板まで適用可能な当社のプロセスの紹介、その溶接施工プロセスを最大限に活用し自動プログラミングソフトと組合わせて幅広い業種や溶接継手に対応した溶接ロボットシステム、溶接前工程も含めた自動化技術を紹介します。いずれの技術も業種を問わず、幅広く活用できる内容となっております。

図9 システム全体図


図10 CAD連係ソフトウェアによる自動プログラミング


図11 ハンドリングロボットによる部材搬送と組立溶接


3.4. AIWelder™搭載ARCMAN™ PORTABLE(参考出展)

AIWelder™搭載ARCMAN™ PORTABLEは当社が独自開発した溶接画像解析AIを搭載した、小型可搬型溶接ロボットです。

現場溶接の自動化には小型・可搬型ロボットが不可欠であり、当社では非熟練者でも高品質な溶接が可能な自動機を商品化しています。しかし、セラミックス裏当て材を用いた裏波溶接では、開先角度やギャップ幅のばらつきにより熟練技能が必要となり、自動化が困難でした。

そこで、画像センサ技術(AIWelder™)とARCMAN™ PORTABLEを融合し、高難度溶接の自動化を実現するAIWelder™搭載ARCMAN™ PORTABLEを開発しました。この画像センサ技術により、溶接時の溶融池幅やワイヤ狙い位置、開先形状などをリアルタイムで計測することが可能となります(図12)。それにより
①高難度の溶接継手の自動化
②開先形状のセンシング時間の大幅短縮
③溶接ログ出力とそれによるトレーサビリティ向上
が期待できます。本技術により、熟練溶接工が不足することが想定される今後の溶接現場においても、溶接効率の向上、品質管理レベルの向上に貢献できると考えています。

今回のウエルディングショーでは横向姿勢でギャップが8⇒5⇒8㎜と大きく変化する開先形状への適用事例を実演いたします。熟練職人でも非常に難易度が高い溶接を、当社の持つ幅広い技術力を掛け合わせることで自動化する様子をご覧ください。

図12 画像センサとAIによる溶融池計測


3.5. レーザ溶接用フィラーワイヤ

当社は、このたび急速に普及が進むハンドヘルドレーザ溶接(F-HLBW)向けのフィラーワイヤを初出展いたします。

F-HLBWは、フィラーワイヤと低出力ファイバーレーザを組合せた溶接技術で、高品質な溶接を容易に実現できることから、薄板や小物製品の製造現場で注目を集めています。アーク溶接と比較して作業者の技能負荷が小さく、溶接線の視認性に優れ、スパッタも極めて少ないことが大きな特長です。また、フィラーワイヤの適用により、従来のレーザ溶接が抱えていたギャップ許容性やすみ肉溶接への対応といった課題も克服しています。将来的にはレーザ溶接機の価格低下と機能向上により、さらに普及が進み、特に中厚板を扱う重要構造物にも適用が進むと目されます。しかし、F-HLBWの課題として、その溶接金属の品質や性能についての研究が追い付いていませんでした。

当社では独自にF-HLBWの研究開発を進め、その成果の一部を溶接学会秋季全国大会において全9報発表するとともに、ウエルディングショー会場で新たに4種類のレーザ溶接専用フィラーワイヤを発表いたします。

新製品の最大の特長は、レーザ溶接に最適化したシールドガスとの組合せです。炭素鋼向けには窒素、炭酸ガス、大気(圧縮空気)、ステンレス鋼向けには窒素仕様をラインナップ。さらに、レーザ光の反射の危険性への配慮から、銅めっき処理を施さずに優れた送給性を実現しました。各ワイヤとシールドガスの組合せによる耐気孔性や溶着金属の機械的性能も確認済みです。

レーザ溶接の品質や材料に関する技術情報はまだ十分に整備されていないのが現状です。当社は、レーザ溶接の導入をご検討される皆様に対し、材料・施工・品質の各面からサポートを提供してまいります。


表1 レーザ溶接用フィラーワイヤの種類と特長


図13 太径ダブルフィラーワイヤ送給ハンドヘルドレーザ溶接の溶融現象とビード断面形状の一例



4. 業種別展示コーナー

建築鉄骨、自動車、造船、建設機械などの各分野を対象に、ロングセラー銘柄から新商品まで幅広いラインナップを展示し、お客さまのものづくりを支えるKOBELCOの溶接ソリューションをご提案します。


4.1. エネルギーコーナー

カーボンニュートラルの実現に向け、エネルギー分野ではLNG、アンモニア、水素、液化CO2など、低炭素社会に向けた燃料・媒体の貯蔵、輸送、利活用に関わる設備需要が高まっています。これらの設備では、低温環境、高強度鋼、ステンレス鋼、厳しい継手性能への対応に加え、現地施工の省人化も求められます。エネルギーコーナーでは、各種エネルギー関連設備の製作を支える溶接材料と、自動化・脱技能化に役立つ施工技術を紹介します。品質、能率、安全性の向上に貢献するソリューションをご覧ください。

4.1.1. ARCMAN™ PORTABLEによる自動施工法提案

小型可搬型溶接ロボットARCMAN™ PORTABLEを、カーボンニュートラルタンク建設を支える高品質・高能率な溶接オールインワンパッケージとしてご紹介します。ARCMAN™ PORTABLE KI-700に、溶接対象物に最適な専用溶接材料とデジタル溶接電源[S]RA500を組み合わせ、溶接パラメータを最適化することで、高品質かつ安定した溶接を実現します。非熟練者でも扱いやすく、難施工部位の自動溶接に対応できることが大きな特長です。本自動施工法は、9%Ni鋼の舶用・陸上貯蔵タンク、低温用鋼の陸上貯蔵タンクを対象に、立向・横向溶接への適用が可能です。専用レールは吸着式/マグネット式から選択でき、円周用レールにより直線・円周溶接にも対応可能です。さらに長尺の連続溶接、オペレータ1名に対する複数台運用により、半自動施工に比べて溶接作業時間の短縮が期待でき、施工能率と生産性の向上に貢献します。

4.1.2. LNGタンクの自動溶接技術

LNGタンクに用いられる9%Ni鋼は、優れた低温特性を有します。一方で、Ni基合金溶接材料を用いるため、融合不良などを抑制する高度な施工管理が必要です。そのソリューションとして、ARCMAN™ PORTABLEと9%Ni鋼用フラックス入りワイヤを組合せた、立向・横向溶接の自動化をご提案します。対象材料は、舶用タンク向け[P]DW-N609S(横向用)、[P]DW-N609SV(立向用)、陸上貯蔵/舶用タンク向け[P]DW-N709S(横向用)、陸上貯蔵タンク向け[P]DW-N709SP(立向用)です。タッチセンシングにより開先形状を検出し、最適な積層パターンと溶接条件を自動生成し、非熟練者でも安定した品質の溶接が可能です。会場では、[P]DW-N609SVを用いたARCMAN™ PORTABLEによる立向試験体を展示します。美麗なビード外観、省人・省力化、トレーサビリティの確保につながる自動化ソリューションをご紹介します。

4.1.3. アンモニアタンク向け自動化・脱技能化提案

アンモニアは燃焼時にCO2を排出しないエネルギーキャリアとして注目されています。アンモニアタンクには主に低温用鋼が用いられ、優れた低温じん性を有する溶接材料が求められます。陸上アンモニアタンク向けの自動化・省人化提案として、ARCMAN™ PORTABLEに適した低温用鋼用フラックス入りワイヤ[T]DW-K50EA(全姿勢用)、[T]MX-K50EA(横向用)をご紹介します。さらに、横向サブマージアーク溶接材料[T]US-50EA /[T]PF-50EA-H、Arバックシールド不要のティグ溶加材[T]TG-SX1NA(後述)も開発しており、アンモニアタンク向けソリューションを提案します。会場では、[T]MX-K50EAを用いたARCMAN™ PORTABLEによる横向試験体を展示します。

4.1.4. 液化水素向け極低温ステンレス溶接材料

液化水素は極低温で扱われるため、溶接部にも高いじん性と安定した品質が求められます。従来のステンレス溶接材料では-196℃までの適用温度でしたが、液化水素用構造物に対応するべく、-269℃まで適用できる溶接材料を開発しました。本展示では、新たに開発した308L系および316L系のステンレス溶接材料を施工法別に紹介します。308L系では、フラックス入りワイヤ[P]DW-308L-EC(下向用)および[P]DW-308LP-EC(全姿勢用)、被覆アーク溶接棒[P]NC-308L-EC、横向サブマージアーク溶接材料[P]US-308L / [P]PF-S1-ECをラインナップしています。幅広い適用温度と施工法に対応し、液化水素関連設備の安定製作を支えます。

4.1.5. 液化CO2貯留タンク用溶接材料

CCS・CCUSの社会実装では、回収したCO2を安定して貯留・輸送するタンク製作技術が重要です。展示では、液化CO2貯留タンク向けに、設計温度と圧力条件に応じた溶接材料ラインナップを紹介します。中温・中圧仕様向けには、PWHTに対応した780MPa級鋼用被覆アーク溶接棒[T]LB-80LSRを開発しました。低温・低圧仕様向けには、550MPa級鋼用として、被覆アーク溶接棒[T]NB-55LSR、フラックス入りワイヤ[T]DW-55XL-SR、サブマージアーク溶接材料[T]US-XL/[T]PF-H55XLをそろえています。いずれも溶接のままとPWHT後の両方で使用できます。低温じん性やCTOD性能の確保により、液化CO2貯留タンク製作の信頼性向上に貢献します。

4.1.6. バックシールド省略施工による現場合理化

配管やタンクの初層溶接では、バックシールドが必要となる場合があります。その際、ガスコスト、治具設置、ガス充填待ち、酸素濃度管理などが施工負荷となります。これらの課題に対し、初層溶接時にバックシールドを省略して良好な裏波溶接を可能にするティグ溶接用溶加材を開発しました。低温用鋼・低合金鋼向けには[T]TG-SX1NA、[T]TG-SX2CM、[T]TG-SX91CMを、ステンレス鋼向けには[P]TG-X308L、[P]TG-X316L、[P]TG-X347L、[P]TG-X309Lをラインナップしています。施工能率、コスト、安全性の面から、エネルギー関連設備の現場合理化に貢献します。


4.2. コーナー

本コーナーでは、当社溶接ロボットシステム「」に関連するソリューションをご紹介します。溶接施工技術をはじめ、ソフトウェア、機械要素、制御技術など、自動化を支える幅広い取り組みを展示します。ここでは、その一部を紹介します。

4.2.1. 溶接自動化率拡大機能

溶接ロボットでの適用率向上、溶接品質向上を目的に、角巻溶接の自動化、溶接終端部のビード形状を改善するクレータバンク機能、開先部のすき間埋め溶接に対応した技術を展示します。

4.2.2. 溶接ロボット自動プログラミングソフト

従来の当社Off-line Teaching Systemに、当社最新技術のケーブルシミュレーションやVRゴーグルを活用して、実機でのティーチング時間の短縮や効率向上した技術についてVRゴーグルの体験も交えて紹介します。

4.2.3. 建築鉄骨向け溶接システム関連ソフトウェア

当社製建築鉄骨向け溶接ロボットシステムに搭載するソフトウェア技術として、実演コーナーで出展するシステムに搭載しているBIMデータを活用したCAD連係ソフトウェア技術を紹介します。また、3Dカメラを用いて再生スタート前に必要なワーク寸法入力を削減する技術について紹介します。

4.2.4. 溶接ロボットシステムのアフターサポート技術

鉄骨溶接ロボットの安定稼働を支えるため、ウェアラブルカメラと通信ソフトを用い、遠隔でもお客様との連携による充実したサポートで、ダウンタイムを低減する商品を紹介します。

4.2.5. ボックス柱角溶接用4電極サブマージ溶接装置

従来機種から適用ワーク幅を□1600まで拡張し、機能アップした点や特長について紹介します。

4.2.6. 溶接トーチ紹介

溶接総合メーカとして培ってきた技術や知見をベースに高品質、高生産、保全性向上を追求してロボット用溶接トーチを開発しています。当社トーチのラインナップとして標準トーチだけでなく、600Aの大電流や狭隘部に対応したトーチを展示紹介します。


4.3. 石松™ コーナー

現場溶接における溶接技能者不足への対応として、高生産性かつ高品質な溶接施工技術が求められています。これらの課題解決に貢献する、全自動センシング機能を搭載し、フルオート溶接を実現した小型可搬型溶接ロボット「石松™」を展示します。

石松™ は、簡単な操作で多層盛溶接や長尺溶接に対応でき、これまで主にレールと溶接対象物の位置関係が変化しない箇所に適用されてきました。建築鉄骨、造船、タンクなど幅広い分野で採用された実績があります。

操作性のさらなる向上を目的として、刷新したタッチパネル式コントローラでは、溶接条件作成画面上で積層図を表示する機能を追加しました。


建築鉄骨分野の溶接材料として、下向・横向溶接用の[F]MG-56R、[T]MG-60、および、上向・立向溶接用の[F]DW-55V・[F]DW-50V、さらに 用の[F]MG-50R(A)・[F]MG-56R(A)などをラインナップしています。

近年では新たなソフトウェアを開発したことで、コーナー部などレールと溶接部の相対位置が変化する箇所においても安定した自動溶接が可能となりました。この技術を活用し、柱-柱(コラム)溶接の自動化を実現しています。

さらに、お客さまにおけるレールの在庫管理負荷低減を配慮し、設定変更のみで1本のレールを複数の板厚に適用できる機能を開発しました。角型鋼管へ 石松™ コラム柱用レールを設置する際には、レール設置簡易治具およびレールコラム間距離調整器を使用することで正確かつ安全に設置でき、トーチ先端の狙い位置のばらつきを低減できます。その結果、レール設置時間を従来比約25%削減するとともに、段取り負荷の低減と安定した溶接品質の確保に貢献します。

会場では、柱-柱(コラム)溶接を模擬した試験体を展示しており、 石松™ と[F]MG-56Rを用いて施工した溶接試験体をご覧いただけます。

鋼管杭分野をはじめとした現場自動溶接への適用拡大を目指し、 石松™ とセルフシールドワイヤ[F]OW-S50Hの組合せによる自動溶接施工法を開発中です。ガス設備を必要としない自動溶接施工が可能となるため、屋外や風の影響を受けやすい現場溶接への適用が期待されます。[F]OW-S50Hはワイヤマイナス(DC-)専用のセルフシールドワイヤであり、 石松™ ではワイヤ径1.6mmを推奨しています。

石松™ とセルフシールドワイヤ[F]OW-S50Hの組合せにより、横向姿勢において優れた溶接作業性と美麗なビード外観、十分な溶込みが得られることを確認しています。今後は、鋼管杭分野をはじめとした屋外現場の自動溶接施工への適用拡大を進めています。



5. コベルコ溶接テクノ(株)の出展紹介

コベルコ溶接テクノは、神戸製鋼所 溶接事業部門のグループ会社として、「溶接・接合」および「評価・分析」に関する試験・技術サービスと「人材育成」を主力事業と位置づけて活動しております。最大のトピックスとして、2025年10月、「より多くの人が、より効率的に技能習得できる場」を目指して、溶接研修センターを新しくリニューアルいたしました。ぜひ一度、新しい溶接研修センターに足をお運びいただき、各種溶接研修の受講をご検討いただければ幸いです。

2026国際ウエルディングショーでは、新しくなった溶接研修センターの紹介だけでなく、当社の代表的な試験メニューである残留応力測定ソリューションや、ステレオ画像相関法による溶接変形測定などをご紹介します。また、溶接VRトレーニングツールである「WeldNext(ウェルドネクスト)」、溶接技能者の視線をそのまま可視化するコンセプトで新たに開発した小型軽量な溶接カメラ「Weld Miél(ウェルドミエル)」については、展示・体験を実施します。ぜひ実物に触れて、体験していただきたいと思います。皆様のご来場を心よりお待ちしております。


5.1. 溶接・接合に関わる各種試験、損傷調査、材料調査、溶接試験体の製作など

会場ではコベルコ溶接テクノの試験・分析を担当する技術者がお客さまのご質問、ご要望にお答えいたします。当社ブースの説明員にお声がけください。


5.2. 最新設備による溶接研修・教育事業

2025年10月に完成した新溶接研修センターについて、動画で紹介します。これまでの溶接研修センターでも好評いただいておりましたJIS検定受験コースや、毎年の新入社員の方々向けのセールスフレッシュマンコースも引き続き新溶接研修センターで開催しております。そのほか、お客さまのご要望に合わせたオーダーメイド型溶接研修のご相談もお受けしております。お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。


5.3. 溶接VRトレーニングツール「WeldNext」(ウェルドネクスト)

本年3月、これまでご好評をいただいていた「ナップ溶接」について、さらなる改良と機能向上を図り、新たに「WeldNext」として販売を開始いたしました(イマクリエイト㈱との共同開発)。WeldNextの新たな機能として、「MR(複合現実)」による現実を見ながらの溶接トレーニングモードや、「ネットワーク機能(WeldNext+)」による遠隔地からの学習者の監督・指導機能などが、使用できるようになりました。MR(複合現実)やネットワーク機能を活用することで、教育の可能性を広げる新たな溶接トレーニングプラットフォームとして開発した「WeldNext」をぜひご体験ください。


5.4. 溶接視線カメラ「Weld Miél(ウェルドミエル)」

溶接技能の継承には、溶接中に溶接技能者がどの位置を注視し、どのタイミングで判断や操作を行っているか、といった情報を共有できることが極めて重要であり、技能継承をスムーズに行う早道となります。しかしながらこれらの情報は熟練技能の暗黙知の一部であり、従来の教育手法では伝えることが難しいのが実態でした。こうした問題を背景に、コベルコ溶接テクノでは溶接技能者が実際に見ている視野をそのまま取得して、教育や技能継承に活用することを目的にメガネ型の溶接目線カメラ「Weld Miél」を開発いたしました。ぜひ会場で、小型・軽量な溶接目線カメラを体感してください。なお、「Weld Miél」は2026国際ウエルディングショー終了後、国内での発売を予定しております。ご期待ください。


新溶接研修センター


溶接目線カメラ 「Weld Miél」


溶接VRトレーニング 「WeldNext」


6. 最後に

「世界で最も信頼される溶接ソリューション企業」として、社会の課題解決につながる製品・サービスを提案いたします。神戸製鋼ブースへお越しいただき、当社製品・サービスに関するご意見や、溶接に関する課題・お悩み事がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

※文中の商標を下記のように短縮表記しております。
AXELARC™ → [A] FAMILIARC™ → [F] PREMIARC™ → [P] SENSARC™ → [S] TRUSTARC™ → [T]

ブースNo.1-33 にて、皆様のご来場をお待ちしております。



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