こんにちは、西日本営業室 四国営業所の三好です。本コーナーで四国地区をご紹介するのは、2年ぶりとなります。四国営業所は香川県高松市を拠点として、四国4県を管轄し、現在は当社3名・関連会社含めて5名の小規模な体制ではありますが、地域のお客様と密接な関係を築きながら営業活動を展開しています。今回は新型コロナウイルスの5類移行に再開した対面での講習会「Challenge 4 to Expert」と「溶接サポーター活動」についてご紹介いたします。
講習会を通じた代理店様との交流や知識研鑽を目指し、①薄板、②鉄骨、③造船、④自動化と業種別選択式の内容で、2023年度に「Challenge 4 to Expert」を開催いたしました。タイトルに含まれる「4」は四国にかけてと、4つのテーマをすべて受講いただくと溶接エキスパートになれる!とのふれこみで、ネーミングをしています。
四国は特に造船業種が盛んなエリアでもあり、船級認定など造船に関わる溶接知識から法規関係、造船向け当社溶接材料を中心に説明を行い、造船顧客担当者様を中心に熱心な質問をいただきました。また、コロナ禍での自粛から対面での活動再開に向け不安なところもありましたが、最終的には開催数20回、14社延べ266名と多くの方に参加いただき、広く人的交流が図れたことにも感謝いたしております。
24年3月には2年ぶりとなる「溶接サポーター講習会」を愛媛県新居浜市で開催いたしました。
溶接関連の業務経験は1年未満~10年以上と幅広い方々に参加いただき、製品知識と技術知識編に分けた座学とともに、溶接機のセッティングや実技を体験いただき、受講者32名中31名が新規サポーターとして無事合格されました。また当日アンケートを実施し、今後は商品・技術知識を意識した講習会の開催を望む声が一番多い結果となりました。学んだ知識は「能動的な拡販・提案活動に活かしたい」「溶接実技経験から、お客様の会話が理解できる」「ユーザ訪問を恐れず、製品に触れ、現場で動ける営業担当者」を目指すといった力強い言葉をいただき、これからも溶接への関心向上や人材育成にお役立ちできれば何よりと思います。また同年にWES2級取得に向けた講習会も開催し、受講者10名中8名が見事WES2級の資格を取得されました。
24年度より溶接サポーター資格取得者を対象に、3年ごとに講習会と試験を実施し、合格者の方に再認証資格を付与する制度が開始となりました。2025年3月末までに19社68名の方に受講いただき、68名すべての方が資格更新いただいております。溶接ワイヤの絡みやキンクといったトラブルは多くの方が経験されており、動画での発生メカニズムと対処方法の説明が特に分かりやすいと好評でした。また、これまで面識が少なかった方もおられましたが、講習会開催後に溶接材料選定などの技術相談の問い合わせも直接いただけるなど、再認証活動を通じて幅広い関係構築を図ることができました。
四国営業所は少人数制ということもあり、全員が溶接材料のみならず溶接システムの営業活動も兼務していることが特徴です。これからもワンストップサービスを意識し、地域の発展とお客様の満足のために、四国地区での活動をさらに充実させてまいります。
以上が、四国地区の至近のサポーター活動となります。今後も会員各社様のご繁栄と四国地区の溶接事業が一層の発展を遂げることを願っております。引き続き神溶会活動へのご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。